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講義名 算数科指導法
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 後期 講義区分 演習
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 火曜日 代表時限 1時限
校地
科目分類名 教育及び教科の指導法に関する科目
科目分野名 各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
対象学科・年次
必須/選択 小学校二種免許状取得に関する必修

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 宮本 泰司指定なし

学習目標(到達目標) (1) 算数科における学習指導要領で定められた教育目標と内容を理解した上で、各児童の資質や能力に応じた指導法
について把握し、説明することができる。
  特に、理解が厳しいこどもへの「声かけ」「助言」「支援」等を創造していくことができる。
(2) 算数科の背景となる5つの領域内容をより深く整理し、その内容について探求しながら、具体的な内容について
説明することができる。
  また、こども達の内容理解に応じた「手立て」を工夫し、「模擬授業」等に適用することができる。
(3) 具体的な授業場面を見据えた授業計画の実践と方法、及び評価方法について理解し、「模擬授業」という実践に
活かすことができる。また、こども一人ひとりの実態に対応して、きめ細やかな関わりを行い、指導の目標を配
慮しながら自分のスキルとして一般化し、説明することができる。
授業概要(教育目的) 算数科指導法の目的
 算数科において、こどもの実態に応じた「最適化」を図りながら、指導内容、方法及び見方・考え方を創造し、こども達の
つまずきに応じた指導技術を実践し、実際の指導に活かすことができる。
算数科指導法の概要
1.算数科教育の内容を踏まえ、学習指導要領における指導内容を充分把握・分析した上で、算数科の学習指導方 法につい
 て実践的な能力を養うべく、指導計画の立案や授業実践、評価の方法を修得することができる。
  特に、「目標」→「内容」→「方法」という指導系列の在り方を理解し、実践的な指導へ反映することができる。
2.本学の「ディプロマポリシー」に示す1年次前期の「こどもの権利や多様な個性を尊重する姿勢をもち、こどもの視点を
 想像しながら、様々なこどもの姿を感じとることができる。」に特に関連する。
 また、教職課程コアカリキュラムの「各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)」に該当する科目である。
授業内容 第1回:オリエンテーション 算数科教育における子どもの認識・思考・学力の実態
第2回:学習指導要領における算数科教育の目標と学習内容
第3回:「数と計算」に関する学習内容と教材研究(1)数の概念
第4回:「数と計算」に関する学習内容と教材研究(2)計算
第5回:「測定および変化と関係」に関する学習内容と教材研究(1)量の概念 測定指導
第6回:「測定および変化と関係」に関する学習内容と教材研究(2)求積 単位量
第7回:「図形」に関する学習内容と教材研究(1)平面図形
第8回:「図形」に関する学習内容と教材研究(1)立体図形
第9回:「データの活用(数量関係)」に関する学習内容と教材研究 (1)表・グラフ 確率
第10回:「データの活用(数量関係)」に関する学習内容と教材研究 (2)統計 関数 
第11回: 学習評価の観点とその方法
第12回:ICTを活用した授業実践方法
第13回:指導案の構成理解と立案方法
第14回:立案した指導案に基づいた模擬授業
第15回:模擬授業の振り返りと授業設計の見直し 筆記試験
授業計画表
新学習指導要領の算数科についての改訂について
担当教員項目内容予習復習教室
第1回宮本 泰司オリエンテーションと学習指導要領の方向性について理解を深める。旧指導要領と現行の指導要領を比較しながら、重要なポイントについて整理する。学習指導要領(算数編)について調べる講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第2回宮本 泰司算数教育の意義と目的旧指導要領と現行の指導要領を比較しながら、数学的な見方・考え方について理解させる。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第3回宮本 泰司数学的活動について第2学年において具体的に「数学的活動」を見つけて、数学的な見方・考え方との関連について理解さえる。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第4回宮本 泰司数についての理解を深める①学習指導要領を受けて、「整数」「小数」「分数」についての指導内容(四則演算)と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第5回宮本 泰司数についての理解を深める②学習指導要領を受けて、「整数」「小数」「分数」についての指導内容(四則演算)と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第6回宮本 泰司数についての理解を深める③学習指導要領を受けて、「整数」「小数」「分数」についての指導内容(四則演算)と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第7回宮本 泰司図形についての理解を深める①学習指導要領を受けて、「三角形」や「四角形」等の基本的な平面図形についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第8回宮本 泰司図形についての理解を深める②学習指導要領を受けて、「立方体」や「直方体」等の基本的な立体図形についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第9回宮本 泰司測定についての理解を深める学習指導要領を受けて、「広さ」「長さ」「かさ」等の基本的な数量の測定についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第10回宮本 泰司変化と関係についての理解を深める学習指導要領を受けて、「割合」「比」「比例」等の基本的な数量の変化と関係についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第11回宮本 泰司データの活用についての理解を深める①学習指導要領を受けて、「絵グラフ・棒グラフ」「1次元表・2次元表」等、基本的な数量のデータの活用についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第12回宮本 泰司データの活用についての理解を深める②学習指導要領を受けて、「折れ線グラフ・割合グラフ」「度数分布表」等、数量のデータの活用についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第13回宮本 泰司数学的活動についての理解を深める学習指導要領を受けて、各学年や各単元において、「数学的活動」と「数学的な見方・考え方」についての指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第14回宮本 泰司「プルグラミング学習」についての理解を深める学習指導要領を受けて、「プログラミング学習」と「数学的な見方・考え方」についての関連及び指導内容と系統性、及び指導方法について指導する。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
第15回宮本 泰司算数科学習についての意義とその評価方法について今までの学習指導要領を振り返り、問題解決学習の進め方や評価方法についての理解させる。範囲を指定した算数科の学習指導要領の内容について、読み込んでおく。講義内容についての整理を行わせ、次回講義の最初に「ミニ講義」を実施する。303
授業形式 講義と演習(特にグルーピングを行って、学生一人ひとりの自己表現等のアクティブラーニングを通しながら、学習内容や方法及び社会的な見方・考え方についてのワークショップの実践を重視する)を中心に展開する。特に、「数学的活動」を中核とした演習を重視しながら、主体的・対話的で深い学びの実現を図る。
評価方法 評価方法と全体の割合
○到達目標・・・(1)ミニレポート、演習プリント分析、小テスト・ミニ講義
     ・・・(2)ミニレポート、演習プリント分析、小テスト・ミニ講義
     ・・・(3)ミニレポート、演習プリント分析、小テスト・ミニ講義、模擬授業と講義の行動観察
○講義の行動観察(20%)、講義プリント・演習プリント分析(20%)、小テスト・ミニ講義(20%) 
最終レポート(40%)

 
テキスト 学習指導要領と教科書、講義に必要な資料配付、演習と講義のふり返りに必要な講義用プリント配付
参考文献 算数科の学習指導要領と教科書(2年生と6年生)
オフィスアワー(授業相談) 授業の前後に、学生の相談に対応する
玄関前の庶務課近く 122研究室
学生へのメッセージ 「算数科指導法」はこどもたちに考える楽しさを追究させると共にそのための指導法を確立していく教科です。
➀ 毎回講義で演習を予定しているので、欠席については必ず学内メールで連絡をしましょう。
② 予習について講義の最後にお知らせし、「ミニ講義」については講義の最初に実施をします。
➂ 演習の際のグルーピングについては、基本的に毎回メンバーを入れ替えます。
➃ 講義中は、指示がない場合は基本的に携帯は自分の持ち物の中に入れておきましょう。
⑤ 理解が難しい箇所については、講義中や講義後に進んで質問をしましょう。
⑥ 予習復習をしっかりと行うと共に、提出物・課題の締切りはしっかりと守りましょう。
準備学習の内容 ○算数の学習指導要領について、指示された範囲、講義に関係ある範囲について読んでおきましょう。