シラバス参照

印刷
講義名 国語科指導法
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 後期 講義区分 演習
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 水曜日 代表時限 5時限
校地
科目分類名 教科及び教科の指導法に関する科目
科目分野名 各教科の指導法 国語(書写を含む)
対象学科・年次
必須/選択

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 永井 勝子指定なし

学習目標(到達目標) 国語科指導法
(1)小学校国語科の目標の構成、内容の構成、系統性、情報機器及び教材の活用と学習評価、言語活動例等について学習し、授業設計、指導法について理解することができる。
(2)[知識及び技能]の内容について、教材研究の仕方、学習指導案の書き方、学習過程、指導上の留意点等について理解し、模擬授業などの学習を通して、児童に求められる資質・能力を育成する国語科の指導法について理解し、授業設計ができる。
(3)[思考力、判断力、表現力等]の内容(「A話すこと・聞くこ」「B書くこと」「C読むこと」)について、教材研究の仕方、学習指導案の書き方、学習過程、指導上の留意点等について理解し、模擬授業などの学習を通して、児童に求められる資質・能力を育成する国語科の指導法について理解し、授業設計ができる。

授業概要(教育目的) 国語科指導法の教育目的
・小学校国語科の目標、内容、全体構造、情報機器及び教材の活用と学習評価等について説明し、授業設計、指導法について明らかにする。
・[知識及び技能]、[思考力、判断力、表現力等]の内容について、教材研究の仕方、学習指導案の作成、模擬授業などの指導を通して、児童に求められる資質・能力を育成する国語科の指導法、授業づくりを明らかにする。

国語科指導法の授業概要
教材研究の仕方、学習指導案の書き方、学習過程、指導上の留意点等について理解し、指導案を作成し、発問計画、板書計画を立て、模擬授業を行うことにより、自己評価して指導案を付加修正するというPDCAのマネジメントサイクルで授業を見直すことで、求められる資質・能力を育成する国語科の指導法について理解し、授業設計ができる。
尚、本科目は、ディプロマポリシー1年次後期の「教育活動に見通しを持ち、こどもの発育・発達に応じた指導・支援を考えることができる」(かかわる)「目指す教育者像に向けて自身の特長や課題に気づくことができる」(みがく)に特に関連する。以上の概要を小学校校長の実務経験がある教員より学びを得る。
授業内容 ・小学校国語科の目標、内容、全体構造、情報機器及び教材の活用と学習評価等について説明し、授業設計、指導法について明らかにするとともに、グループワークを取り入れた教材分析、指導案作成、模擬授業により、国語科学習における実践的指導力を育成する。
・指導法:授業設計(教材分析、発問、板書、指導案作成、模擬授業等)については、小学校教員の実務経験を生かして指導・支援を適切に行う。
授業計画表
項目内容予習復習
第1回国語科の目標、内容、全体構造、情報機器及び教材の活用、学習評価国語科の目標、内容、全体構造、情報機器及び教材の活用、学習評価について理解し、授業設計の基本を理解することができる。国語科の目標、内容、全体構造について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第2回「話すこと・聞くこと」の目標、内容、教材分析の留意点「話すこと・聞くこと」の教材分析の基本を理解し、教材解釈をすることができる。「話すこと・聞くこと」の教材分析について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第3回「話すこと・聞くこと」の授業設計、指導上の留意点「話すこと・聞くこと」の授業設計、指導法の基本を理解し、指導案を作成することができる。「話すこと・聞くこと」の授業設計、指導法について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第4回「書くこと」の目標、内容、教材分析の留意点「書くこと」の教材分析の基本を理解し、教材解釈をすることができる。「書くこと」の教材分析について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第5回「書くこと」の授業設計、指導上の留意点「書くこと」の授業設計、指導法の基本を理解し、指導案を作成することができる。「書くこと」の授業設計、指導法について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第6回「読むこと」の目標、内容、教材分析上の留意点「読むこと」の教材分析の基本を理解し、教材解釈をすることができる。「読むこと」の教材分析について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第7回「読むこと」の授業設計、指導上の留意点「読むこと」の授業設計、指導法の基本を理解し、指導案を作成することができる。「読むこと」の授業設計、指導法について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第8回言語学、文学等の関係を活かした教材研究教材開発、教材研究の基本を理解し、指導案を作成することができる。言語学、文学等の関係を活かした教材研究について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第9回模擬授業実施に向けての学習指導案立案学習指導案の書き方について理解でき、発問、板書、指導上の留意点等を作成することができる。学習指導案の書き方、発問、板書等について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第10回模擬授業による実践①(説明的な文章)振り返りにより授業改善の視点をもつ。模擬授業を行い、改善点を明確にすることができる。模擬授業の準備をする。学習したことをノートに整理しまとめる。
第11回模擬授業による実践②(文学的な文章)振り返りにより授業改善の視点をもつ。模擬授業を行い、改善点を明確にすることができる。模擬授業の準備をする。学習したことをノートに整理しまとめる。
第12回模擬授業による実践③ 子どもの学力評価方法学習評価、授業評価、指導と評価の一体化について理解することができる。学習評価、授業評価について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第13回模擬授業による実践④ 情報機器の効果的な活用方法国語科の情報機器の活用について理解し、活用することができる。情報機器の活用について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第14回子どもの思考を育む板書・教具の活用方法板書、教材・教具の活用について理解し、活用することができる。子どもの思考を育む板書・教具の活用方法を調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
第15回小学校入門期の国語科授業(幼保小の学びの連続性の視点)幼保小接続期の国語教育について理解し、授業を構想することができる。小学校入門期の国語科授業について調べる。学習したことをノートに整理しまとめる。
授業形式 講義形式、演習形式
アクティブラーニング(グループワーク後の発表等)により、主体的で対話的な深い学びを構築する。
評価方法 国語科指導法の評価方法
達成目標(1)については、第1回第13回第14回ののワークシート(10%)筆記試験で評価する。
達成目標(2)については、第8回第15回のワークシート(10%)と筆記試験で評価する。
達成目標(3)については、第2回~第7回のワークシート(10%)と第10回~第14回の模擬授業並びにグループワークの発表(20%)と指導案(20%)と筆記試験で評価する。
筆記試験(30%)は、達成目標(1)(2)(3)を範囲とする。
テキスト 「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編」 文部科学省 東洋館出版社
「小学校国語教科書」光村図書出版
毎回の授業で資料を配布する。 
参考文献 教科教育学シリーズ 国語教育 一藝社 2015年 ISBN978-4-86359-079-3
教科指導法シリーズ 小学校指導法国語 玉川大学出版部 2020年 ISBN978-4-472-40574-7
オフィスアワー(授業相談) 月曜日5時限
nagai@fukuoka-kodomo.ac.jp
学生へのメッセージ 小学校の教員に必要な専門的な知識・技能と実践的な指導力を身につけましょう。
子どもの学びの姿を想像しながら、学年の発達段階に応じた指導法を構想していきましょう。
準備学習の内容 毎回の予習、復習については、調べたことや求めたことをノートに確実に記録してください。