学習目標(到達目標) |
成人に比べ抵抗力の弱い小児が感染を発症するに至る機序を微生物学の観点から学習し、代表的な感染症の予防法・治療法に至るまで理解を深めることを目指す。 |
授業概要(教育目的) |
抵抗力が弱く、感染症から自分を守るための知識・判断力が足りない児童が多く集まる教育現場において、養護教諭は、病原微生物の種類やそれらによって引き起こされる感染症の特徴も含めた知識を持つことが必要である。さらに、生体防御機構としての免疫学についても理解を深め、さらには、免疫が望ましくない方向で現れたアレルギー、自己免疫疾患などについても学ぶことで、教育現場での感染症に関連した疾患の予防活動に関する指導に資することを望む。 |
授業計画表 |
微生物学 |
回 | 項目 |
第1回 | 微生物学の基礎(1)微生物の分類 |
第2回 | 微生物学の基礎(2)細菌とは? |
第3回 | 微生物学の基礎(3)ウイルスとは? |
第4回 | 微生物学の基礎(4)真菌、原虫とは? |
第5回 | 細菌性疾患(1)腸内細菌科・消化管 |
第6回 | 細菌性疾患(2)呼吸器系 |
第7回 | 細菌性疾患(3)その他 |
第8回 | ウイルス性疾患(1)食中毒性ウイルス |
第9回 | ウイルス性疾患(2)全身性ウイルス |
第10回 | ウイルス性疾患(3)その他 |
第11回 | 学校感染症 |
第12回 | 免疫の概念と担当細胞 |
第13回 | 自然免疫と獲得免疫~ワクチンとは? |
第14回 | アレルギー、自己免疫疾患 |
第15回 | まとめ |
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授業形式 |
テキストを背景として作成したパワーポイントを用いた講義形式。 |
評価方法 |
受講態度、出席状況、筆記試験を総合的に評価。 |
テキスト |
ビジュアル微生物学 |
テキストISBN番号 |
978-4-86174-026-8 |
オフィスアワー(授業相談) |
メールによる質問で対応。 |
学生へのメッセージ |
微生物学が、実は、大変身近な学問であるということを感じとってもらいたい。 |