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講義名 実習総合Ⅲ
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 通年 講義区分 演習
基準単位数 1 時間 0.00
代表曜日 金曜日 代表時限 5時限
校地
科目分類名 専門科目
科目分野名 保育実習
対象学科・年次 2年次
必須/選択 保育士資格選択必修

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 山口 美樹指定なし

学習目標(到達目標) 1.保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解する。
2.実習や既習の教科目の内容やその関連性をふまえ、保育の実践力を習得する。
3.保育の観察、記録および自己評価等をふまえた保育の改善について、実践や事例を通して理解する。
4.保育士の専門性と職業倫理について理解する。
5.実習の事後指導を通して、実習の統括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にする。
授業概要(教育目的) 保育実習Ⅲの目的が、⑴既習の教科目や保育実習の経験をふまえ、保育所以外の児童福祉施設等の役割や機能について実践を通して理解する。⑵家庭と地域の生活実態にふれて、子ども家庭福祉、社会的養護、障がい児支援に対する理解をもとに、保護者支援、家庭支援のための知識、技術、判断力を習得する。⑶保育士の業務内容や職業倫理について具体的な実践に結びつけて理解する。⑷実習における自己の課題を理解する。となっており保育実習Ⅰでの実習体験および学びをふまえ、保育士としてのより高い専門性を身につけることとなっています。特に「保護者支援、家庭支援」は、保育士の専門性にとっては重要です。保育実習Ⅲでは、保育実習Ⅰ(施設)と同様に保育所以外の児童福祉施設等で実習をします。そのため施設の種別ごとに実習内容が異なりますから、実習先施設について改めて学んでおく必要があります。
また、この科目はディプロマポリシー2年次後期の「きづく」保育者としての基本的な知識・技術を習得し、保育者自身の気づきを意識しながら、こどもの多様性を理解することができる。「かかわる」こどもの発育・発達やこどもを取り巻く環境の理解に努めながら、指導計画の中で保育者として臨機応変にかかわることができる。「みがく」保育者としての個性をみがくために、探求したいテーマ(生涯にわたる課題)を持つことができる。の三つともに位置づけられます。
授業内容 保育実習Ⅰ(施設)と同様に、保育実習において、守らなければならないきまりや計画の中身およびそれらへ沿う方法について学びます。その上で、保育実習Ⅲへの臨み方を身につけることを目指します。
授業計画表
担当教員項目内容予習復習
第1回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講
保育実習Ⅰをふりかえる。ふりかえりシートの記入、ディスカッションに向けての内容を確認する
第2回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第3回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第4回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第5回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第6回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第7回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第8回山口 美樹※実習総合Ⅱに沿ってください※実習総合Ⅱ受講  
第9回山口 美樹保育実習Ⅲの目標と内容
施設機能の理解
施設を理解する子どもおよび利用者、家族の支援
保育実習Ⅰ(施設)における実習体験と学びをもとに、保育実習Ⅲではどのような目標をどのように取り組むのかを明らかにします。実習先施設の機能について学びます。レッツスタート、社会的養護・子ども家庭支援論のテキストを読んでを読んでおきます。ふりかえりシートの記入、ディスカッションに向けての内容を確認する
第10回山口 美樹実習課題
実習計画
実習先施設種別に応じ、保育実習Ⅰ(施設)における実習体験と学びをもとにした、保育実習Ⅲの自身の課題を立てます。また、保育実習Ⅲの事前挨拶オリエンテーションに沿って、実習期間中の計画を立てます。保育実習Ⅰ(施設)の実習日誌を読み返しておきます。
保育実習Ⅲの事前挨拶オリエンテーション記録を確認しておきます。
実習ワークを取組みます。
ワークシートを取組み記入して、提出します。
第11回山口 美樹保育士の専門性と職業倫理子どもの最善の利益を考慮した保育の実際について事例を通して学びます。
保育所以外の児童福祉施設、障害者の利用する施設それぞれの倫理綱領から、保育士の専門性と職業倫理について学びます。
レッツスタート、社会的養護Ⅰその他関連のテキストを読んでおきます。ワークシートを取組み記入して、提出します。
第12回山口 美樹保育実習Ⅲ事前準備保育実習Ⅲの事前にすること、実習中にすること、実習後にすることを確認しします。(諸手続き、実習日誌の取り扱い)レッツスタートを読んでおきます。実習ワークを取組み記入して、提出します。
保育実習Ⅲ実習日誌の必要箇所へ記入します。
第13回山口 美樹保育実習Ⅲ事後指導
保育実習のまとめ
保育実習Ⅲにおける実習体験と学びの振り返ります。振り返りを学生間でディスカッションします。
保育実習すべてを振り返り、自身の課題を明らかにします。
保育実習Ⅲを振り返ります。保育実習すべてにおける実習体験や学びに関する日誌等の記録を読み直しておきます。ディスカッションの要約と、それから得た気づきをワークシートへ記入して提出します。
授業形式 実習総合Ⅲは、保育士資格必須である保育実習Ⅰ(保育所)と保育実習Ⅰ(施設)を経験後、保育実習ⅡおよびⅢの選択において、保育実習Ⅲを選択した場合の受講になります。保育実習Ⅰ(保育所)と保育実習Ⅰ(施設)経験後から始まる実習総合Ⅱを第1回から第8回まで受講した後、この実習総合Ⅲを受講します。
実習総合Ⅲでは、実習総合Ⅰと同様に「自分で学ぶこと」にポイントをおきます。そのためテキストの実習ワークと、担当教員が用意」するワークシートへ自分で書いて学びを進めます。自分の学びをまとめて文字化することで、文章力と考察力をより深めることを目指します。実習ワークとワークシートは、期日を守って提出してください。
回の内容によっては、複数の学生間でディスカッションします。他の学生の考えや、他の学生の実習体験を交換することは、実習へ臨むヒントが得られるでしょう。グループにおける意見をまとめる活動は、研究心を養うことを目的とします。
非対面授業時は、各回の内容に応じて、オンライン授業、課題配信学習(オンデマンド学習)のいずれかで対応します。その際、課題を提示しますから、期日を守って提出してください。
評価方法 到達目標⑴⑵ 評価方法:第1回,第2回の実習ワーク、ワークシート 評価割合:20%
到達目標⑶  評価方法:第4回の実習ワーク  評価割合:20%
到達目標⑷  評価方法:第3回のワークシート 評価割合:20%
到達目標⑸  評価方法:第5回のワークシート、取り組み方  評価割合:40%
テキスト 「実習ワーク」萌文書林
参考文献 「実習の手引きレッツ・スタート」福岡こども短期大学出版物
「実習の記録と指導案」ひかりのくに
「ロード・オブ・ザ保育者」福岡こども短期大学出版物
適宜資料を配布します。
オフィスアワー(授業相談) 実習総合Ⅲについてと保育実習Ⅲについての質問・相談は、授業後やメールで対応します。
メール miki-yamaguchi@fukuoka-kodomo.ac.jp
学生へのメッセージ 保育実習Ⅰ(施設)においての日々は、多くの実習経験と学びがあったでしょう。なぜ施設(保育所以外の児童福祉施設等)があるのか、なぜ保育士が施設で働いているのか、どのような人が施設を利用するかについて知る機会となったと思います。保育実習Ⅲでも同様の機会が得られると思います。そうして、施設における保育士の役割、保育士の専門性の広さについてより理解が深まると思います。この授業では、その点にも注目していきます。