シラバス参照

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講義名 乳児保育Ⅰ
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 火曜日 代表時限 2時限
校地
科目分類名 専門科目
科目分野名 保育の内容・方法に関する科目
対象学科・年次 2年次
必須/選択 保育士資格必修

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 後藤 紀子指定なし

学習目標(到達目標) (1)乳児保育の意義・目的と歴史的変遷及び役割等について論じることができる。
(2)3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育の内容と運営体制について説明することができる。
(3)保育所、乳児院等多様な保育の場における乳児保育の現状と課題について整理することができる。
(4)乳児保育における職員間の連携・協働及び保護者や地域の関係機関との連携について正しく説明できる。
(5)乳児保育の専門性を高めるために努力することができる。
授業概要(教育目的) 子どもの最善の利益、一人一人の子どもの発達に応じた援助や丁寧で応答的な関わりが実践できるよう講義以外にも事例や演習を通して学びを深める。この科目は、本学のDPの2年次前期の「保育者としての気づきを意識しながら、一人ひとりのこどもの姿を捉えることができる。(きづく)」と「部分指導案を基に、こどもとかかわることができる。(かかわる)」と「保育者としての自身の特徴を伸ばす方法や課題を解決する方法を考える。(みがく)」に位置づけられる。
授業内容 授業では各テーマに沿って乳児を取り巻く環境について知り、保育者の意義や役割について理解する。映像資料にて乳児期の子どもの実際を確認し、事例検討により具体的に乳児期の子どもをイメージできるようにする。グループ活動や調べ学習および取り組んだ課題のプレゼンテーションを通して意見を交えながら乳児保育の理解を深める。以上の概要を担当教員がもつ保育者としての実務経験をもとに乳児保育に必要な援助方法を実践を交えて概説する。
以上の概要を保育士の実務経験がある教員より学びを得る。
授業計画表
項目内容予習復習
第1回オリエンテーション
乳児保育とは何か
授業の進め方や授業方法について シラバスを読み、本科目で習得する内容を確認する
第2回乳児保育の基礎知識①乳児保育の定義
②乳児期の発達について
乳児期の発達を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第3回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育①①保育所の役割・乳児保育の現状
②乳児の生活の基本(清潔)に
ついて・保健的な対応や安全対策について
保育所の役割を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第4回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育②
乳児の生活の基本(着脱)について乳児期の基本的生活習慣(着脱)を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第5回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育③
乳児の生活の基本(排泄)について乳児期の基本的生活習慣(排泄)を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第6回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育④乳児の生活の基本(睡眠)について乳児期の基本的生活習慣(睡眠)を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第7回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育➄
乳児の生活の基本(食事)について乳児期の基本的生活習慣(食事)を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第8回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育⑥乳児の生活が豊かになる保育環境乳児クラスの保育環境を調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第9回3歳未満児の発育・発達を踏まえた保育⑦乳児のあそびが豊かになる保育環境乳児クラスのあそびを調べる授業で学んだことをレポートにまとめる
第10回乳児保育を構想する①乳児保育の理念・保育所保育指針
②デイリープログラムを例とした事例検討
保育所保育指針を読む授業で学んだことをまとめる
第11回乳児保育の歴史と諸外国の状況①乳児保育の背景や歴史的変遷
②諸外国の状況や特徴的な保育について
教科書pp.1-9を読んでおく授業で学んだことをまとめる
第12回保育所以外における乳児保育①乳児院における乳児保育の現状や生活の様子
②家庭的保育事業や小規模保育事業等の保育について
保育所以外で行う乳児保育の場所を探す授業で学んだことをまとめる
第13回子育て家庭における支援
保護者・職員間・地域の関係機関との連携
①子育て家庭における支援の社会的状況や課題
②さまざまな職種や地域の関係機関との連携や協働した保育について
子育て家庭の現状を調べる授業で学んだことをまとめる
第14回乳児保育における保育者の役割乳児保育における「保育士等の業務と役割」と「保育に必要となる人間性」乳児保育における保育者の役割をイメージする授業で学んだことをまとめる
第15回乳児保育の現状と課題保育実践、保護者の就労と保育の場、人間形成の視点から乳児保育の現状と課題を調べる授業全体のまとめ
授業形式 講義
探究型学習(グループ活動)
製作活動(個人)

※オンライン授業時は、オンデマンド形式で対応する
評価方法 評価方法は下記の到達目標ごとの配点とする。
(1)第2回、3回のワーク(10%) 
(2)第4回、5回、6回、7回のワーク(20%)、第8回、9回の授業の取組み(20%)
(3)第10回、11回、12回に実施する作成資料(15%)
(4)第13回、14回のワーク(20%)
(5)毎授業で出題する課題(15%)
テキスト 「見る・考える・創り出す 乳児保育Ⅰ・Ⅱ養成校と保育室をつなぐ理論と実践」社会福祉法人ChaCha Children  &Co.編 萌文書林
他 授業中に適宜資料を配布する
テキストISBN番号 ISBN978-4-89347-399-8
参考文献 「保育所保育指針解説」厚生労働省(編)フレーベル館 2018年 
「乳児保育(第3版)新時代の保育双書」大橋喜美子編 みらい
「見て考える子どもの世界と保育者のかかわり」西隆太朗他 ひとなる書房
オフィスアワー(授業相談) 授業の前後を利用して、相談に応じることができる。
チャット等で日程調整をして実施も可
学生へのメッセージ <履修時の留意点>
①乳児保育の重要性を理解するために、主体的・意欲的・積極的に授業に参加することを期待する。
②授業内で配布する資料は、各自で管理をすること。
③出された課題提出の期日を厳守すること。
④授業の出席管理や提出物の自己点検、授業内容のまとめや疑問や感想や質問に対応できるよう、授業シートを配布する。授業終了後の疑問や感想は内容を確認後、次の授業で紹介・活用する。