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講義名 保育方法論
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 前期 講義区分 演習
基準単位数 2 時間 0.00
代表曜日 金曜日 代表時限 4時限
校地
科目分類名 道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
科目分野名 教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。)
対象学科・年次 2年次
必須/選択 幼稚園教諭二種免許状 必須

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 瀧 信子指定なし

学習目標(到達目標)  保育方法論の到達目標
(1)これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力について何があるか発表することが出来る。
(2)これからの社会を担う子どもたちに求められる資質・能力を育むためにはどのような遊びでどのような資質能力を育むことが出来るか発表する。
(3)遊びを実践するための環境構成を考えることができる。
(4)保育を行う上で基礎的な技術を身に付けている。
(5)幼稚園教育要領等の「ねらい」及び「内容」をふまえた指導案を作成することができる。
(6)子どもたちの興味関心を高め、幼児の体験との関連を考慮しながら効果的な情報機器の活用方法を知り、教材等を作成、提示することができる。
授業概要(教育目的) 保育方法論の教育目的
この授業では子どもたちに求められる資質・能力を育成するためにどのように保育を進めるか、保育者としてどのような技術が必要か情報機器及び活用の仕方について基礎的な知識・技能を身に付けることを目的とする。

保育方法論の授業概要
幼稚園教育要領等に示されている「ねらい」や「内容」、「内容の取扱い」を具体的に指導する方法について学びます。皆さんが子どもの前にたち、保育者として指導ができるようになるための授業である。
そのために、指導計画の作成と指導方法について演習を通して学習します。
この授業は教育課程コアカリキュラム「教育の方法と技術(情報機器及び教材の活用を含む)」に対応している科目です。
 なお、この科目は、デイプロマポリシーに示す2年次前期の「保育者としての気づきを意識しようとしながら、一人ひとりのこどもの姿を捉えることができる」および、「様々なあそびの部分指導案を基にこどもとかかわることができる」に位置付けられている。また、教職課程コアカリキュラム対応表の教育の方法及び技術(情報機器及び教材の活用を含む。)と関連している。
授業内容 幼稚園園長代理としての実務経験を活かし、園長代理を通して得た知識や経験を基に、具体的な保育方法について学習を深めていく。
授業計画表
担当教員項目内容予習復習
第1回瀧 信子教育・保育方法の基礎的理論と実践教育・保育方法の基礎的理論と実践を理解する。幼稚園教育要領第1章総則第1を読む。ポイントをノートにまとめる。
第2回瀧 信子教育・保育方法の基礎的理論と実践具体的な教育・保育方法について理解する。幼稚園教育要領第1章総則第2を読む。ポイントをノートにまとめる。
第3回瀧 信子園行事と日常生活園行事と日常生活のつながりについて理解を深める。幼稚園教育要領第1章総則第3を読む。ポイントをノートにまとめる。
第4回瀧 信子教育・保育方法の在り方子どもが主体的に活動するための教育・保育方法の在り方を映像を通して理解する。幼稚園教育要領第1章総則第4、第5を読む。ポイントをノートにまとめる。
第5回瀧 信子指導計画指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価を学ぶ。幼稚園教育要領第3章を読む。ポイントをノートにまとめる。
第6回瀧 信子環境構成・教材研究遊びを豊かにする環境構成や保育教材について理解を深める。 指導案を修正し提出する。
第7回瀧 信子育みたい資質・能力育みたい資質・能力と子どもの理解に基づいた評価の基礎的な考え方を理解する。指導案を完成させる。指導案を修正し提出する。
第8回瀧 信子指導案作成指導案作成と指導方法について学習し、実習に向けた指導案を作成する。子どもの興味・関心について探る。ポイントをノートにまとめる。
第9回瀧 信子子どもの興味・関心子どもの興味・関心を高めるための教材や体験したことを基にした効果的な教材を作成する。子どもの興味・関心について探る。ポイントをノートにまとめる。
第10回瀧 信子模擬保育模擬保育の実践を通して、言葉かけや援助の仕方等の基礎的な技術を身に付ける。発達段階に沿った遊びの内容を調べ確認する。ポイントをノートにまとめる。
第11回瀧 信子模擬保育の振り返り模擬保育の振り返りを行い、言葉かけや援助の仕方等の基礎的な技術をさらに身に付ける。効果的な教材を検討する。ポイントをノートにまとめる。
第12回瀧 信子教材作成子どもの興味・関心を高めるための教材や体験したことを基に効果的な教材を作成する。指導における具体的な言葉かけについてまとめる。ポイントをノートにまとめる。
第13回瀧 信子指導技術の向上模擬保育の実践を通して、効果的な言葉かけや動きの提示等の指導技術を身に付ける。模擬保育の準備をする。振り返りを提出する。
第14回瀧 信子模擬保育の実践模擬保育を実践する。模擬保育の準備をする。振り返りを提出する。
第15回瀧 信子模擬保育の振り返り模擬保育を振り返り、記録・考察を行う。模擬保育の準備をする。振り返りを提出する。
授業形式 保育者としての指導法を深めるために、学生同士で保育者になったり幼児になったり、それぞれの立場になってお互いに協力をして模擬保育を実践する。模擬保育に至るまでの指導計画の作成については個人またはグループで行い、模擬保育の実践後に、グループ内でそれぞれの立場に対して意見交換を行い、振り返りを行う。その内容を全体で発表する。
オンライン授業を行う場合は、オンデマンド形式で行う。
評価方法 保育方法論の評価方法

到達目標(1)についての評価方法は、第1回、第13回、第14回、第15回において自分の考えを発表する(5%)
到達目標(2)についての評価方法は、第4回DVD鑑賞後のレポート(15%)
到達目標(3)についての評価方法は、第5回~第7回 指導案作成及び提出(15%)
到達目標(4)についての評価方法は、模擬保育から指導力を評価する(30%)
到達目標(5)についての評価方法は、第10回~第12回 指導案作成及び提出(15%)
到達目標(6)についての評価方法は、模擬保育を通した情報機器及び教材の作成・提示(20%)

 以上を総合的に評価する
テキスト 幼稚園教育要領(平成29年3月告示 文部科学省)
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(平成29年3月告示 内閣府・文部科学省・厚生労働省)
保育所保育指針(平成29年3月告示 厚生労働省)
参考文献 必要に応じて、参考資料を配布する。
オフィスアワー(授業相談) 各コースごとオフィスアワーについては各担当教員に尋ねること。
学生へのメッセージ 具体的に保育を組み立てて実践に結びつけるものなので、主体的、積極的な取り組みを期待します。