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講義名 身体表現指導法
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 後期 講義区分 演習
基準単位数 1 時間 0.00
代表曜日 月曜日 代表時限 1時限
校地
科目分類名 専門科目 領域及び保育内容の指導法に関する科目
科目分野名 保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) / 保育の内容・方法に関する科目
対象学科・年次 1年次
必須/選択 幼稚園教諭二種免許状 必修

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 瀧 信子指定なし

学習目標(到達目標) 身体表現指導法の学習目標(到達目標)
(1)幼稚園教育要領における教育の基本、各領域のねらい及び内容をまとめることができる。
(2)領域「表現」に示されているねらい及び内容を踏まえ、こどもが経験し身に付けていく内容と保育者の関わりにおける配慮する事項などを学び、まとめることができる。
(3)遊びを通した評価の考え方を理解し、まとめることができる。
(4)領域「表現」でこどもが経験し身に付けていく内容が他領域とどのような関連性があるのか、また小学校の教科等のつながりについてまとめることができる。
(5)他領域との関連を考慮しながら総合的なねらいが達成できるような身体表現遊びの指導案を作成することができる。
(6)子どもの体験や興味関心との関連を考慮した情報機器及び教材の活用法を学び、模擬保育の構想に活用することができる。
(7)模擬保育を通して、イメージや動きを引き出す保育者の言葉かけや環境構成を工夫することができる。
(8)模擬保育とその振り返りを通して、保育を改善する視点を身に付けている。
授業概要(教育目的) 身体表現指導法の教育目的
この授業は、幼稚園教育要領等に示されている教育の基本や、子どもに求められる資質・能力を踏まえ、領域「表現」のねらい及び内容をより具体的に学習することを目的とする。また、子どもの発達に即して、主体的・対話的で深い学びが実現する過程を踏まえて具体的な指導場面を想定して保育を計画する方法を身に付ける。

身体表現指導法の授業概要
 領域「表現」のねらい及び内容、並びに基礎的事項を踏まえ、身体表現遊びの実践を通して、子どもの発達と表現遊びについて学ぶ。さらに他領域との関連を考慮しながら総合的にねらいが達成できるような身体表現遊びの指導計画を立案するとともに、その指導案をもとに実践する。また、その実践を通して、イメージや動きを引き出す保育者の言葉かけや環境構成の工夫等、的確な保育者の援助についての方法を学ぶ。
なお、この科目は、ディプロマポリシーの1年次後期の「保育者としての気づきを感じとり、さまざまなこどもの姿を捉えることができる。(きづく)」と「あそびの見通しを持ち、こどもの発育・発達に応じた環境を考えることができる。(かかわる)」に位置付けられている。また、教職課程コアカリキュラム対応表「保育内容の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)」と関連している。
授業内容 幼稚園園長代理としての実務経験がある教員より、身体表現指導の実際を学ぶ。
子どもの発達にあった身体表現遊びの指導計画を立案する時や、その指導案をもとに実践を行う場合、多くの事例を提示し、イメージや動きを引き出す保育者の言葉かけや環境構成の工夫等、的確な保育者の援助について理解が深まるように学習を進める。
授業計画表
担当教員項目内容予習復習教室
第1回瀧 信子オリエンテーション
身体表現活動(遊び)について
歌遊びから身体表現活動へ
授業内容について
身体表現って何?(教科書使用)
歌遊びを利用して動きを変化・発展させる
教科書p.1~4を読む授業で学習したPointや、実践したことをノートにまとめる 
第2回瀧 信子様々な歌遊び(わらべ歌・手遊び歌・童謡など)を利用した身体表現活動

様々な歌遊びを利用して、イメージを膨らませながら動いたり、動きを工夫したりする
教科書p.5~7を読む
教科書p.49~79に目を通す
授業で学習したPointや、実践したことをノートにまとめる 
第3回瀧 信子身近な素材を利用した身体表現活動①
動きからイメージ、イメージから動きへ
縄・ゴム・タオルを利用して動く
イメージから動きを組み立てる
教科書p.96~101 に目を通す授業で学習したPointや、実践したことをノートにまとめる 
第4回瀧 信子身近な素材を利用した身体表現活動②
イメージから動き、動きからイメージへ
新聞紙、ビニール袋を利用して、様々な動きを体験しながら、イメージを持って動く
教科書p.80~88を目を通す授業で学習したPointや、実践したことをノートにまとめる 
第5回瀧 信子身体表現の活動テーマと動きの引き出し方
様々な動きの体験をねらいとする場合・一つの動きを工夫することをねらいとする場合
様々な動きを体験すること、また、一つの動きを工夫して動くことについて学ぶ
創作活動と発表
教科書p.25~36 第3章を読むグループで創作して発表した内容をノートにまとめる 
第6回瀧 信子ストーリー(絵本・紙芝居・素話など)を利用した身体表現活動ストーリー(絵本・紙芝居・素話など)の場面から、様々な動きを体験し、イメージを膨らます
教科書p.37~44 第4章を読む授業で学習したPointや、実践したことをノートにまとめる 
第7回瀧 信子幼児の身体表現活動の実際を観る(DVDを利用する)
幼児の発達過程と身体表現活動の取り組みについて学習する
幼児の身体表現活動の実際を知り、発達過程(発達段階)について理解を深める幼児の身体表現活動の指導法について学習する
ノート提出
教科書p.15~24 第2章を読む子どもの発達やDVDから学んだことをノートにまとめる 
第8回瀧 信子模擬保育に向けた指導内容の検討グループで指導の内容を組み立て、導入の工夫をする
指導実践を通して、保育者の言葉かけと動きの提示、幼児との応答、環境構成等について検討する
教科書p.8~14を読む模擬保育に向けて決まったことをノートにまとめる 
第9回瀧 信子模擬保育に向けた指導内容の確認グループ内で指導実践を行い、保育者の言葉かけと動きの提示、幼児との応答、環境構成等についてさらに検討する模擬保育の流れと自分の役割を確認する模擬保育に向けて準備を進める 
第10回瀧 信子模擬保育として指導実践の公開①指導実践を通して、保育者と幼児の視点で考察し、気づいたことを記録する模擬保育の準備をする模擬保育の実践を通して気付いたことや改善事項をまとめる 
第11回瀧 信子模擬保育として指導実践の公開②指導実践を通して、保育者と幼児の視点で考察し、気づいたことを記録する模擬保育の準備を進める模擬保育の実践を通して気付いたことや改善事項をまとめる401
第12回瀧 信子指導案作成について
作成と提出  
指導案作成の仕方について理解を深める
実習に向けて、指導案の作成を行う
指導案提出
模擬保育の実践をまとめ、指導案作成の準備をする指導案の修正箇所を確認し、正しく修正をする401
第13回瀧 信子身体表現を引き出す手だてについて(理論)

教科書の内容からこどもの表現、保育者の援助等について理解を深める(まとめ)
これまでの学習内容や実践内容を振り返り、再度確認をしておく自分自身の学習の成果と課題についてまとめる401
授業形式 授業内では、グループによる創作活動や指導案作成、模擬保育などの実践を行う。グループ内でのディスカッションやワークを通して、学生一人一人が、自分自身の指導法を探求できるように進める。
オンライン授業時は、オンデマンド形式で対応する。
評価方法 身体表現指導法の評価方法
到達目標(1)(2)(4)については、第1回~第7回までのノートに記述した内容で評価する。(15%)
到達目標(3)については、第5回の創作活動と発表、その後のノート記録で評価する。(15%)
到達目標(5)については、第8回、第9回の模擬保育に向けた取り組み、第12回の指導案作成を通した
             記述内容で評価する。(10%)
到達目標(6)(7)については、第10回、第11回の模擬保育の実践を通して評価する。(20%)
到達目標(8)については、第10回、第11回の模擬保育の振り返り、第13回のまとめとして筆記試験を
             したものから評価する。(振り返り10%、筆記試験30%)
テキスト テキスト
 瀧 信子ほか 著者 「乳幼児のための 豊かな感性を育む身体表現遊び」 ぎょうせい
参考文献 文部科学省「幼稚園教育要領」
厚生労働省児童家庭局「保育所保育指針」
内閣府「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」
オフィスアワー(授業相談) 授業の前後を利用し、相談に応じることができる。
学生へのメッセージ  履修上の留意点
(1) 毎時間、指定の体操服及び体育館シューズを着用し、教科書、ノートを持参すること。
(2) 毎時間終了時、実践した内容をノートに記録して、指定された期日に提出すること。
(3) 提出物の期日は厳守すること。