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講義名 ICT活用の理論と方法
(副題)
開講責任部署
講義開講時期 前期 講義区分
基準単位数 1 時間 0.00
代表曜日 火曜日 代表時限 1時限
校地
科目分類名 道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
科目分野名 情報通信技術を活用した教育の理論及び方法
対象学科・年次 1年次
必須/選択 小学校二種免許状 必修

担当教員
職種氏名所属
指定なし◎ 大西 宏明指定なし

学習目標(到達目標) (1)教育現場におけるICT活用の意義・背景・理論について理解できる。
(2)社会の中で求められる資質・能力(情報活用能力を含む)の育成とICT活用のつながりについて説明することができる。
(3)教育現場の目的や状況に応じて、ICTをどのように活用すべきかを適切に選択・判断できる。
授業概要(教育目的)  Society4.0から5.0へ転換しようとする時代を展望し、そのような時代にあって教育現場でどのようにICT(情報通信技術)を活用すべきかを検討していく。その際、ICTについて「その背景や歴史」、「これを活用して育成しようとする資質・能力」、「具体例」等を概括的に学びながら検討を行う。最終的には、これらの学びを踏まえて、各教育各教育現場の目的や状況に応じて、どのようにICTを活用すべきかを適切に選択・判断できる力を身につけることを目指す。

 なお、本科目は、本学ディプロマ・ポリシー1年次前期の「保育者の役割を理解したうえで、自身の目指す保育者像を描くことができる」に特に関連する。また、教職課程コアカリキュラムの「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」に該当する科目である。
以上の概要を、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭として実務経験のある教員より学びを得る。
授業計画表
項目内容予習復習
第1回オリエンテーション、現代社会におけるICT活用の背景と意義授業の進め方
社会の中でのICTの進化
ICTという言葉について調べる授業で出てきた事例、用語について自身で調べる
第2回教育の歴史と情報通信技術教育の歴史的変遷
教育の歴史とICTの関わり
現在のICTの教育への影響
教育とICTの関わりについて調べる授業資料を振り返り、教育の歴史とICTについて考えをまとめる
第3回情報活用能力(情報モラルを含む)の「背景」・「内容」・「発達段階との関連」情報活用能力が求められる背景
情報活用能力とは何か
情報活用能力の段階性
情報活用能力について調べる授業資料を振り返り、情報活用能力について考えをまとめる
第4回教師のICT活用指導力とデジタル教材や外部人材等の活用教師のICT活用指導力とは何か
教師のICT活用における課題
デジタル教材や外部人材をどう活用できるか
ICT活用指導力、デジタル教材、外部人材について調べる授業資料を振り返り。ICT活用指導力、デジタル教材、外部人材について考えをまとめる
第5回個別最適な学びとICT活用・遠隔授業の意義と関連システム個別最適な学びを実現するICT
遠隔授業システムとその意義
個別最適な学び、遠隔授業について調べる授業資料を振り返り、個別最適な学び、遠隔授業について考えをまとめる
第6回特別支援・幼児教育におけるICT活用特別支援教育、幼児教育とICTの関わり及び、その事例
特別支援教育、幼児教育におけるICT活用について調べる授業で学んだICTについて触れる
授業資料を振り返り、特別支援教育、幼児教育におけるICT活用について考えをまとめる
第7回児童・生徒の情報活用能力(情報モラルを含む)育成のための指導法情報活用能力を育成する具体的な授業の考え方情報活用能力を育成する授業事例を調べる授業資料を振り返り、情報活用能力を育成する授業について考えをまとめる
第8回主体的対話的で深い学びの実現とICT活用主体的・対話的で深い学びとは何か
主体的・対話的で深い学びとICTの関係性
主体的・対話的で深い学びについて調べる授業資料を振り返り、主体的・対話的で深い学びとICTの関係について考えをまとめる
第9回校務の情報化とデータ活用校務の情報化の背景
校務の情報化の事例
校務の情報化について調べる授業資料を振り返り、校務の情報化について考えをまとめる
第10回ICT活用に係る演習①学校教育で活用できるICTに関する事例紹介、実験、演習学校現場で活用できるICTについて調べる学校現場で活用できるICTについて調べる
第11回ICT活用に係る演習②学校教育で活用できるICTに関する事例紹介、実験、演習学校現場で活用できるICTについて調べる学校現場で活用できるICTについて調べる
第12回ICT活用に係る演習③学校教育で活用できるICTに関する事例紹介、実験、演習学校現場で活用できるICTについて調べる学校現場で活用できるICTについて調べる
第13回本授業のまとめ 学校とテクノロジーのこれから授業の総括
今後の学校はICTでどう変わるか
これまでの授業資料、提出物を振り返るこれまでの授業を振り返り、授業の総括を行う
授業形式 講義を中心に展開する。
その際、ICT機器を実際に用いた実演をすると共に、ICTを活用した意見交流や、学生がICTに触れる機会を取り入れ、主体的・対話的で深い学びの実現を図る。
評価方法 ミニレポート及び実技(45%)
 到達目標(1)、(2)に特に関連する。ミニレポートや実技の内容から、教育現場におけるICT活用の意義・背景・理論について理解できているか、社会の中で求められる資質・能力(情報活用能力を含む)の育成とICT活用のつながりについて説明することができているかを評価する。

最終レポート実技(55%)
 到達目標(3)に特に関連する。レポート実技の内容から、到達目標(1)、(2)を踏まえ、教育現場の目的や状況に応じて、ICTをどのように活用すべきかを適切に選択・判断できているかを評価する。
参考文献 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編』東洋館出版社.
オフィスアワー(授業相談) 授業の前後に相談に対応する。
学生へのメッセージ ICT機器は皆さんにとって身近なもの、あって当たり前のものとして存在しています。
これからの教育、これからを生きる子どもたちにとってもICT機器の活用があっての授業、生活となって行きます。そんな展望の中で、どのようなICT活用が子どもたちの学びにとって効果的なのか、実際に機器を用いながらICT活用の実践についてみんなで一緒に考えて行きましょう。